マダバは、田舎の生活と宗教的な観光名所を併せ持つ街です。ビザンチン時代とウマイヤ朝時代のモザイクの文化的中心地であるマダバは、「モザイクの街」として知られています。首都から少し離れたところに、宗教的図像が描かれた神聖な記念碑が目と鼻の先にあります。
バニ・ハミダ女性織物プロジェクトは、1985年にセーブ・ザ・チルドレン連盟によって創設され、1998年にヨルダンリバー基金に統合されました。同プロジェクトは、ベドウィンの伝統的な敷物織りを復活させ、マカウィル地域の社会構造の維持に貢献しました。
この地域の年配の女性たちは、絨毯織りの技術を若い世代に伝承することを望んでいました。今では、13の村の女性たちがこの伝統を守りながら、家族の生活の質の向上に貢献しています。
このプロジェクトでは、自家製の織機と木製のスピンドルを使用し、ヨルダンの優れた伝統的な絨毯作りを象徴する色彩と特殊なデザインと共に、純毛で織られた独特の縦縞の平織りを今風に復活させました。
この絨毯が商業的に紹介されると、瞬く間に大ヒットとなり、バニ・ハミダ山とその女性たちの独自のイメージを生み出しました。年々プロジェクトが成長するにつれて、ヨルダンとその近隣諸国で、最も大きく、且つ最も有名な絨毯織プロジェクトに成長しました。
プロジェクト開始以来、24人のフルタイム従業員を雇用し、1,650人以上の女性たちに賃金を払い、150万ヨルダン・ディナール以上が紡績工、織工、染色工に支払われ、「ヨルダンのベドウィン女性たちによる誇りあるハンドメイド」のタグと共に世界中を駆け巡る最高品質の純毛絨毯を制作してきました。
女性たちとその地域社会に与えたこのプロジェクトの影響は、彼女たちの家庭、健康、そして大学の学位を取得できるようになった子供たちの教育にはっきりと表れています。女性たちは自立し、自信を持ち、働く女性として社会的に認められています。
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