東の古代の王の道から来ても、または西の死海からカラクに近づいても、この要塞化された町と城の印象的なシルエットを見れば、なぜ数千年もの間、王と国家の運命がこの地で決定されてきたのかが、瞬時に理解できるでしょう。
古代十字軍の拠点であったカラクは海抜900メートルに位置し、旧市街の城壁の内側にあります。今日、この街には約17万人が住んでおり、19世紀のオスマン・トルコ時代に建造された建物を復元したレストランや宿泊施設などが数多く残っています。しかし、圧倒的な存在感を放っているのは間違いなくカラク城です。
カラク城は、石造りの丸天井の広間とと果てしなく続く通路が迷路のように入り組んでいます。最も保存状態が良いのは地下で、巨大な扉から入れます(チケット売り場で尋ねてみてください)。美しいというよりも堂々とした印象を与えるこの城は、それでも十字軍の天才的な軍事建築を垣間見られます。
少し注意しながら、西正面の壁の尖塔の上部に沿って歩き、その眺望を堪能できます。晴れた日には、死海の向こう、エルサレムに隣接するオリーブの山まで見渡せます。
連絡先/予約方法:
カラク観光総局:00962 3 2354263
城の外では、美しい19世紀のオスマン帝国の行政機関の建物が観光センターとして生まれ変わった城の広場があり、中央広場の周りにはレストランや工芸品センターなどの施設が集まっています。
連絡先/予約方法:
カラク観光総局:00962 3 2354263
カラク近郊のアル・マザールにあるこの博物館には、彫刻、陶器、硬貨などのイスラム文明と文化を代表するコレクションが収蔵されています。
連絡先/予約方法:
TEL:0096232370319
営業時間:午前8時30分~午後3時30分(火曜日を除いて毎日営業)
カラクには預言者ヌフ(ノア)廟があり、墓は街の近くにあります。神がノアを民に遣わし、民が偶像崇拝を続ければ天罰が下ると警告し、来るべき洪水に耐えうる巨大な箱舟を造らせました。