自然の驚異と中世アラブの軍事建築の非凡な才能が、ヨルダン北部に中東で最も重要な2つの生態学的・歴史的名所をもたらしました。それは、アジュルン・ディビネ地域の広大な松林と、8世紀前に十字軍の撃退に貢献したアジュルンにそびえ立つアイユーブ城です。現地の人々は、都会の生活から離れ、自然と触れ合うために、アジュルンの緑に癒しを求めに来ます。
預言者エリヤゆかりのトール・マル・エリアスは、リスティブとして知られる村の遺跡のすぐ側にあります。この地は以前、トランヨルダンのギリアス出身のエリヤの故郷ティシュビであったと信じられています(列王記第2部の第17章)。ここが宗教的な場所であることは、ビザンチン時代末期にトール(丘の上)に建てられた2つの教会が証明しています。
ヨルダン北部のアンジャラには、イエスとその母マリアがガリラヤの海を往復する際に通った場所として崇められている洞窟を再建した「山の聖母教会」があります。アンジャラはバチカン市国により、ミレニアム2000巡礼地に指定されました。
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