東の古代の王の道から来ても、または西の死海からカラクに近づいても、この要塞化された町と城の印象的なシルエットを見れば、なぜ数千年もの間、王と国家の運命がこの地で決定されてきたのかが、瞬時に理解できるでしょう。
古代十字軍の拠点であったカラクは海抜900メートルに位置し、旧市街の城壁の内側にあります。今日、この街には約17万人が住んでおり、19世紀のオスマン・トルコ時代に建造された建物を復元したレストランや宿泊施設などが数多く残っています。しかし、圧倒的な存在感を放っているのは間違いなくカラク城です。
カラク~ダナ
十字軍の景観はこの区間でも続き、カラクを出ると、古い十字軍の村シェハビエや廃村となったキルベト・アイヌンを通過します。肥沃な平原には豊かな果樹園やオリーブ畑が広がっています。死海のもうひとつの渓谷、ワディ・ハサを越えると、そびえ立つ石灰岩の崖と尾根の風景が続き、セラとマタンにあるエドム人の遺跡に到着します。深いワディ・ラブンを抜け、次の丘を越えると、トレイルは簡単な地形に変わり、ダナ自然保護区の端のワディ・ダナの縁で休めるホテルやキャンプ場が建ち並ぶ復元されたダナ村に到着します。
全長:84.5㎞ 日数:5日間のハイキング
この地域の主な見所:
- カラク城
- キルベト・アイヌン村
- トル・アル・タブーンの岩山
- ワディ・ハサ - ブルバイタ村
- マタンとブセイラ・エドム人の遺跡
- ダナ村とダナ自然保護区