古代都市ジェラシュは、6,500年以上前から延々と続く人類の歴史を物語るペトラに次ぐヨルダンの人気観光地です。ローマ帝国の支配下で黄金時代を迎えたこの都市は、現在では世界で最も保存状態の良いローマ帝国の地方都市の一つとして知られています。何世紀もの間、砂に埋もれていたジェラシュは、過去70年以上にわたって発掘・修復されました。舗装された列柱通り、高くそびえ立つ丘の上の神殿、立派な劇場、広々とした公共広場や広場、浴場、噴水、塔や門に貫かれた城壁など、中東全域で見られる壮大で格式高い地方ローマ都市の素晴らしい例を明らかにしています。ジェラシュは、グレコ・ローマン様式の上張りの下にも、東洋と西洋の微妙な融合が保たれています。その建築、宗教、言語は、地中海沿岸のグレコ・ローマン世界とアラブ・オリエントの古代の伝統という2つの強力な文化が融合し、共存してきた過程を反映しています。
カルド・マキシムスをさらに進むと、左手に2世紀ローマ時代のディオニュソス神殿の門があり、歴史的に意義のある豊かな彫刻が施されています。この神殿は4世紀にビザンチン教会として再建され、現在は「カテドラル」と呼ばれています(但し、他のどの教会よりも重要であったという証拠はありません)。階段の一番上には、大聖堂の東外壁に面して聖マリア廟があり、マリアと大天使ミカエルとガブリエルへの碑文が描かれています。
連絡先/予約方法:
ヨルダンパスにはジェラシュ遺跡都市の入場料が含まれています