11/2/2021

「時の王国」ブランド立ち上げでパンデミック前の観光の勢いを取り戻すヨルダン

ヨルダン王国は、現在ロンドンで開催されているワールド・トラベル・マーケットで多面的な新観光ブランドを発表し、パンデミック以前の華々しい観光の勢いを取り戻す構えです。 

大胆な「時の王国」ブランド・プラットフォームでは、ヨルダンは、独立心旺盛でアクティブ、デジタル活用能力を備えた探求心溢れる人たち、有意義な体験と人間的なつながりを求める旅行者など、世界中で台頭する果敢な旅行者たちにアピールする、アクセスしやすく、興味深く多面的な目的地として改めてヨルダンを紹介しています。

2020年初頭、新型コロナウィルス感染拡大により、ヨルダン観光の数年にわたる目覚ましい発展と多角化が急に止まりました。格安航空会社によってヨルダンに簡単に行けるようになったことで、ヨルダンは伝統的な「歴史の教訓」という位置づけから脱却し、ヨルダン観光の新世代のイノベーターたちが、ヨルダンの雄大な古代の風景に刺激的な新しい体験の層を加えていました。  

ペトラの世界的な驚異以外にも、ヨルダンを南北に縦断し、ヨルダン渓谷と地球上で最も低い地点にある死海を眺めることができるヨルダントレイルのような受賞歴のある自然や 冒険、英国のスーパーバンド、コールドプレイが2019年11月にリリースするアルバム『Everyday Life』の発表の舞台として、現代の首都アンマンの中心にある古代ローマとイスラムの遺跡を選ぶなど、都市と街の観光、そしてヨルダンの台所のモザイク画のようなアラビア料理の美味しさを楽しむために本物の味を追求する人々を惹きつけることで、ヨルダンの体験は世界的な注目を集めていました。

ヨルダンの新しい観光ブランドは、当初2020年初旬の立ち上げを予定していて、それは生まれ変わったヨルダンの観光体験を祝うものになるはずでした。しかし、2020年3月、世界の動きは停滞しました。

「20ヵ月後、ヨルダンは、車で1日もかからずに横断できる国土に、地質学的および自然的多様性、歴史的豊かさ、精神性と信仰の伝統、そしてレジャー、ビジネス、癒しの目的で訪れるすべての人を歓迎する、開放的で温かいもてなしの現代アラビア文化が織りなす、めくるめくコラージュが融合した観光地の真の姿を反映した、新たな観光ブランドを披露する準備を再び整えたのです」と、ヨルダンのナーイフ・アル=ファーイズ観光・遺跡大臣は語っています。

人類がパンデミックから何かを学んだとすれば、それは時間に対する感覚の再定義であり、このため、「時空をこえた王国」というヨルダンのブランドプロミスは現代の問題と更に関連性を増しています。ヨルダンは、文字通り地質学的な時間と人類の歴史のすべてに触れることができる場所であり、時間は賑やかな市街地の中心で加速することもあれば、アカバの紅海の海中珊瑚礁林でダイビング中に減速することもあり、ワディ・ラムの砂漠で、天の川が姿を現す澄み切った星空の下で完全に停止することさえあります。

「また、ヨルダンの新しい観光ブランドは、地域の持続可能な開発の原動力としての観光の役割の変化を示しています。このブランドは、ヨルダンの観光、文化、クリエイティブの幅広いコミュニティと共同開発され、ヨルダン政府観光局が地元企業やグローバル企業の協力のもと、従来の観光事業者と新世代の超ローカル観光体験クリエイターの双方に利益をもたらし、ヨルダン全土に観光を広めるための包括的な起爆剤として考案しました」と、ヨルダン政府観光局長であるAbdel Razzaq Arabiyat博士は語っています。

ブランド構築にとどまらず、ヨルダンの政府と観光事業者は、国民と旅行客の健康安全の確保に熱心に取り組んできました。新型コロナウイルス感染流行の第一波を防ぐことに成功した王国の取り組みは、2020年に世界中のメディアで大きく取り上げられました。「現在、ヨルダンは観光部門でワクチン接種を完了した、この地域で最初の国のひとつです」と、アル=ファーイズ観光・遺跡大臣(Al-Fayez)は付け加えました。

彼は、「ヨルダンが世界中から訪れるゲストのために準備を進めている中、「時の王国」ヨルダンを世界中の人に改めて紹介する機は熟しています」と話しています。

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