2021年10月3日(日)に開催された記者会見で、観光遺跡省の大臣ナーイフ・アル=ファーイズ閣下は、ヨルダン王国と国際的な格安航空会社(ウ)ウィズエアーとの間で新たな協定が締結され、同航空会社が王国発着の8路線を新規運航する予定であることを発表しました。 この協定の締結式は、ヨルダン政府観光局長(の代表取締役)であるAbdel Razzaq Arabiyat博士が、記者会見にはウィズエアーグループ代表のOwain Jones、Nayef Ahmad Bakheet氏、アカバ開発公社(ADC)会長、アカバ経済特区(ASEZA)長官と多数のメディア代表が出席する中で実施されました。 記者会見で、観光遺跡省の大臣ナーイフ・アル=ファーイズ閣下は、自分たちは国際的な格安航空会社であるウィズエアーと協定を締結できたことを喜ばしく思うと同時に、同社の就航により、今後数年間、ヨルダンへの観光客数が増加することを確信している、と話しました。 アル=ファーイズ閣下は、新型コロナウイルス感染拡大以前は、格安航空会社による国内の発着がヨルダンの観光部門に新たな刺激を与え、同国は大きな飛躍を遂げ、観光部門での競争に勝ち、中東地域の競争が激しい市場でシェアを獲得できていたと指摘しました。 ヨルダン政府観光局長の(代表取締役である)Abdel Razzaq Arabiyat博士は、欧州で最も急成長を遂げている航空会社ウィズエアーと今回の協定を結ぶことの重要性を強調しました。 Arabiyat氏は、この功績は過去数年にわたる継続的な努力の結果であり、ウィズエアーがヨルダンに(で)就航することは、観光部門にプラスの効果をもたらし、観光客数も増加することが期待でき、同航空会社はヨルダンに欧州や中東の様々な国籍の観光客を運んでくれることになるだろうと述べました。 同氏は会見で今回の協定の重要性について詳しく説明し、協定には各種ソーシャルメディア・プラットフォームに加え、ウェブサイトを含む同社の定評ある全てのプラットフォームを通じた多数のマーケティングキャンペーンが含まれていることを明らかにしました。また、開業初年度のヨルダンへの入国観光客数は約16万7000人を見込んでいることも伝えました。 協定の発効についてArabiyat氏は、ウィズエアーの同国への初上陸は、2021年12月15日に予定されていると話しました。 ウィズエアーグループの最高サプライチェーン責任者兼法務責任者であるOwain Jones氏は、記者会見で次のように述べました。「この度、ヨルダン王国での当社の事業開始を発表できることを、光栄に思います。本日発表した乗継便は、搭乗客に低運賃で質の高いフライトを提供することで、観光産業の活性化をサポートできるものと確信しています。最新の航空機技術を用いて運航することは常にWIZZ事業の根幹であり、低燃費と低騒音という利点により、顧客と環境に利益をもたらしてきました。当社の新型機と強化された感染防止対策は、旅行者に最高の衛生環境を提供しながら、環境フットプリントを最小限に抑えた運航を実現します。素晴らしいサービスと笑顔でお客様をお迎えできることを心待ちにしています」Arabiyat氏は、ウィズエアー航空が就航するのは、クイーンアリア国際空港(QAIA)を経由してアンマンに到着する4路線(通年)を含む以下の8都市であると説明しました。 - ブダペスト(ハンガリー) - ローマ(イタリア) - ミラノ(イタリア) - ウィーン(オーストリア) アカバへの4つの季節運航便に加え、キング・フセイン国際空港(KHIA)では次の便が運行されています。 - ブダペスト(ハンガリー) - ブカレスト(ルーマニア) - ウィーン(オーストリア) - ローマ(イタリア) ウィズエアーのフライトの座席の予約方法について、Arabiyat氏は、同社のウェブサイト(wizzair.com)またはアプリから予約できると説明しました。 Arabiyat氏は、観光遺跡省とヨルダン政府観光局の主な目標は、チャーター便に加えて格安航空会社を支援することで観光客を誘致することを目的とした2021年から2023年の政府の優先プログラムに取り組むことであると話しています。 また、同氏は新型コロナウイルス感染拡大により航空旅行が制限されたため、このセクターは過去に衰退して、その結果、国内への観光客の減少により数百万ドルの損失を被ったことを指摘して、王国は新たな段階を迎えていて、JTBは入国観光客数を増やすとともに、観光客の宿泊率や観光収入も増加させ、パンデミック以前の観光客数を回復させることで、設定した所定の目標を達成したいと考えている、とコメントしました。 Arabiyat氏は、同省と観光局が最善の方法でヨルダンの観光商品の開発、宣伝、マーケティングに取り組んでいることも明らかにしました。 ウィズエアーについて は、エアバスA320およびA321型機を140機保有する、欧州で最も急速に成長している格安航空会社です。専属の航空専門家チームが優れたサービスと激安運賃を提供することで、2021年3月31日までの会計年度でウィズエアーは1,020万人の乗客から支持されています。ウィズエアーは、ティッカーシンボル「WIZZ」で、ロンドン証券取引所に上場しています。同社は最近、世界で唯一の航空安全性と機内で提供される製品の格付け機関であるairlineratings.comで、世界で最も安全な航空会社のトップ10に選出され、また、航空会社や個人が受ける栄誉として最も羨望の的であるATWの2020年エアライン・オブ・ザ・イヤーと、World Finance Magazineでの2021年航空業界で最も持続可能な企業にも選ばれました。 |